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『ブラスト公論』クルーがいろいろ書いたり書かなかったり。

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年末の推薦図書

RHYMESTER BLOGで宇多さんが

>『ブラスト公論』読者なら大喜びの本じゃないかなぁ、意外と。

と書いていた『「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ』谷岡一郎(文春新書)、気になったので速攻買ってみました。


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まだ全部読み切ってませんが……

おもしろーい!

「社会調査を研究してきた者として言わせてもらえば、社会調査の過半数は「ゴミ」である」と、のっけから飛ばしてます。

一般に自明と思われている「常識」の根拠となっている「社会調査」の中に潜む手落ちや欺瞞、トリックを、論理的かつエンターテイメント性たっぷり──なんせ役に立たない統計や調査は弁解の余地なく徹底的に「ゴミ」呼ばわり!──に暴いていくこの快感は確かに公論的かもしれません。

類書で思い出すのは、クラシック『反社会学講座』パオロ・マッツァリーノ(イースト・プレス)ですな。
こちらもまた、一般通念に潜む嘘や欺瞞を逐一疑いながらおちょくっていく痛快なエデュテイメント書です。
読み物として普通に笑えて面白いのでオススメ!

また、統計調査を疑うのではなく、単なる「現場」に足を運ぶだけでも、一般に知られた「実像」とは全然違った顔が見られるわけで、その手のカラクリを見極めたいなら『からくり民主主義』高橋秀実(草思社)を。
それぞれの立場の利権と正論が幾重にも重なり合って「結局今のままが一番ベター」と現状を追認するしかなくなった諌早湾干拓地問題とか、あまりにこんがらかった「実像」ぶりに頭が痛くなってきます。

以前、公論「ケネディはオズワルドに殺されたんじゃないんだよ!」の回(2003年11月号・単行本未収録)で『環境危機を煽ってはいけない』ビョルン・ロンボルグ(文藝春秋)を紹介したときに言ってますが、要はこれら書物の主張の中身以前に、「常識とされているものでも疑ってみる」という態度そのもののが尊いよね、その結果ステレオタイプが粉砕されたりする瞬間って痛快だよね、って話なんですよ。

(ちなみに宇多さん、この回で「これからは統計学だなと思ったね!」って言ってますな)


(古川)

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クルークルー (crew) は、船などの乗組員、搭乗員の意。日本では外資系ファーストフード店などでアルバイト・パートタイマー|パートタイム従業員を指すことがある。----日産自動車が製造・発売する乗用車については日産・クルーを参照。.wikilis{font-size:10px;color:#666

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宇多丸
「武道館アーティスト」「ギャラクシー賞受賞ラジオパーソナリティ」「早大卒」

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「独禁法に引っかかるほどの売れっ子音楽ジャーナリスト」「セレブとの会見多数(フックアップの可能性大)」「高卒」

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「放送作家」「小説家」「音楽プロデューサー」

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「学習塾経営」「元ファッションブランド・ディレクター」「強豪草野球チームの首位打者」

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