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『ブラスト公論』クルーがいろいろ書いたり書かなかったり。

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「愚民作戦の巻」その3

はい、ブラスト公論単行本未収録「愚民作戦」のその3です(その1その2も参照のこと)。

相談内容がだんだんヘビーになるよー。

※この回は、瀬戸内寂聴さん(通称「寂姉」)の著作『瀬戸内寂聴の人生相談』(NHK出版640円)を題材に、そこに寄せられた悩みに対して勝手に公論クルーが回答。その後、答え合わせと称して寂姉の回答と比べてみる、という内容です。

怒られたらすぐ消すよ!
20061101112734.jpg

『瀬戸内寂聴の人生相談』(NHK出版640円)

■相談3
半年前、主人を亡くしました。自殺でした。主人は体がとても弱く、働く意志はあるのですが仕事に体がついていけず、不況の折、失業してしまいました。毎晩のように主人の愚痴を聞きながら私は働き続け、子供たちを大学にやり、大企業と呼ばれる会社に就職させるところにまでこぎつけました。しかし、ふと「私の人生って何だったんだろう?」と虚しい気持ちに襲われたのです。そんなときに主人がまた「体の調子が悪い」と言って胃の中のものをもどしてしまいました。私はイライラして思わず「いつまで私を働かせるつもりなの」と言いながら泣いてしまいました。その翌日、主人は自殺してしまったのです。主人を殺したのは私です。この先、私は「主人を殺した」という自責の念を背負いながら生き長らえていかなくてはならないのでしょうか。【58歳 主婦】

■回答
郷原 これはちょっと……。
宇多丸 トッド・ソロンズっていうか……これはちょっとキッツいなぁ……絵面的にも!
古川 普段Blastにはなかなか来ないタイプの悩みですね。
前原 まあ……いいんじゃん?
古川 ……なにが?
前原 だって旦那の供養をすること以外にやることあるんですか?
宇多丸 そもそも自殺なんかした旦那が悪いんだから、自分を責める必要はないって慰め方もできるよね。で、あなたは頑張ってきたんだから不満を吐き出すときだってあるっていうのをベースにしつつ、でも罪悪感を消すことはできないだろうから、それを一生胸に抱えながら、供養でもして生きていていきなさいと。自分が殺しただなんて極端な結論にいく必要はないよ。そりゃあできればそんなことは言わない方が良かったのかもしれないけど……暴言で死んでたら世の中死体だらけだからねぇ。
前原 旦那はもう死んでたんだよ、ゲロを吐いた時点で。それに旦那が亡くなったことで奥さんも救われた部分があるんじゃないですかね……奥さんも時間が経てば色々とわかることがあるんじゃないかと思うよ。
古川 主人を殺したって呪縛に囚われるわけだけど、同時に解放もされてるわけですよ、少なくとも経済的には。だから現状できることっていったら、それをいかにポジティヴに受け止めるか……とか、真っ当なことしか言えないなあ、これ。
宇多丸 こんな救いのない話は……ねぇ?
古川 じゃあ寂聴の答えを……「(質問者は)大変立派だと思いますけど、一方でご主人や家族に大してうぬぼれがあったのだと思います。私はちゃんとやっている、それなのに主人はぐずぐずして就職もできない……(中略)……でも、ご主人もその言葉に傷ついて衝動的に死んだのではない。ご主人もまた、いつか死のうとずっと思っていたのです。妻に苦労をかけていることが気の毒だったらろうし、自分は不甲斐ないということも分かっていたと思います……(中略)……殺したくて殺したわけではない、死んで欲しいと願っていたわけでもない。ただちゃんとして欲しいと思い、そうならなかったために優しさが欠けてしまった。その一点だけ後悔なさったら、あとはご主人が安らかに眠れるよう、やはり忘れないで供養してあげるしかないですね」……。
宇多丸 また被った……。
古川 「これからは気を楽にして、そしてご主人の菩提を弔いながら、ご自身の楽しみも見つけたり好きなことをして余生を生きていって欲しいですね」。
宇多丸 まぁ正論を語ればこうならざるを得ないんだけどさ……すげぇ寂聴と気が合うじゃん俺たち! ていうか、いかに公論がまともかって話ですよ!

その4へ続く。

(古川)
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「学習塾経営」「元ファッションブランド・ディレクター」「強豪草野球チームの首位打者」

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